ずーっとずっとだいすきだよ ハンス・ウィルヘルム えとぶん
絵本である。
ここへきてなぜ急に絵本なのか。
理由は、家にあったから。
そもそも、このブログを書こうと思ったきっかけは、大量に家にある本をなんとかしたいと思ったから。
私、本が好きなので、捨てるにはしのびない。
売るか、ひとに譲るか。
どちらにしても手元を離れる前に、家にあった、私が読んだという記録を残しておきたい、との思いから書いてます。
なのでこれから出てくるであろう本も系統もへったくれもなくランダムに思いつくまま載せていこうと。。
そう思っております。
で。
本棚から何気なく選ばれたこの絵本。
絵本なので簡単に読み返すことができました。
本の内容を説明すると、(↓ここから内容知りたくない方は読まないでください。)
主人公の男の子が犬を飼う。
毎日一緒に遊んだり、一緒に寝たり。
時には悪さもするけれど、それも含めて、男の子はこの犬が好き。
男の子の家族も、この犬が好き。
みんな好きだけど、唯一違うのは、
男の子だけが、犬に、大好きだよ。って伝えていたこと。
家族はそんなこと言わなくてもわかってると思って言ってないんだけど、
男の子は、毎日、犬に言うのです。
ずーっとずっとだいすきだよ。
って。
そんな犬もやがて年をとって死ぬ。
死んだ時、家族みんな悲しんで泣いた。
男の子も悲しかったけど、いくらか気持ちが楽だった。
それは、なぜかというと、男の子は、
毎晩、犬に大好きだよっていってやっていたから。
って言うのですよね。
にいさんやいもうとも、エルフィーがすきだった。でも、すきっていってやらなかった。ぼくだって、かなしくてたまらなかったけど、いくらか、きもちがらくだった。だってまいばんエルフィーに、「ずーっと、だいすきだよ」っていってやっていたからね。
この絵本はこの文章に尽きると思う。
私はこの絵本に出てくるにいさんやいもうとだ。
好きって気持ち。言わなくてもわかると思ってる。
実際、そうだと思うし。
でも。。
生きてるもの同士、好きって気持ちも、無限じゃないし。
生きてるものすべても無限じゃないし。
いなくなってから後悔しても遅いんだよね。
好きって。だいすきって。
目の前にいるうちに言っておけば良かった。
このことを、教えてるいるのだなあ。
っと思いました。
いつかぼくも、ほかの犬を、かうだろうし
子ネコやキンギョも、かうだろう。
なにをかっても、まいばん
きっと、いってやるんだ。
「ずーっと、ずっと、だいすきだよ」って。